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ケリー伊藤 <Kelly Itoh> 1954年東京生まれ。Brown Institute(ミネソタ州)修了。Broadcast Journalism専攻。CBSオーディション合格後、ミネアポリスのニュース局で活躍。1982年ケリーズイングリッシュラボ設立、プレインイングリッシュを日本で提唱。また、同時に日本テレビ多重放送キャスター、FM横浜キャスター、サイマルアカデミー講師などを務める。1989年よりソニー、トヨタ、などのグローバル企業での企業研修を始める。1996年 Plain English in CyberSpace を設立、オンラインでの通信添削指導を開始し、現在にいたる。過去25年間の著作は40冊にのぼる。 (著書ページを見る) |
私がケリーズイングリッシュラボを設立したのは1982年、約25年前のことです。 設立の理由は2つあります。1つは 日本人の成人に適した方法で英語を教えること、すなわち、現在もまだ、ほとんどの英会話学校で行なわれているダイレクトメソッド(英語のみしか使わない方法)ではなく、日本語と英語の対比学習を行なうこと、2つ目はプレインイングリッシュを教えることです。アメリカの放送局でニューズマンとして働いていた私は、究極のプレインイングリッシュであるニュースライティングのエッセンスこそが日本の英語学習に必要だと考え、自分の教室で、米国の主流であるプレインイングリッシュを目指した「ケリー伊藤のプレインイングリッ シュ」を教えようと決意しました。
その後、企業での研修も始め、著作は約40冊にのぼります。設立25年近く経った現在も、ケリーズイングリッシュラボが目指すのは「言いたいことを的確に表現できる英語」をお教えすることです。全クラスでの授業や企業の研修で共通している目的は「英語的発想が出来るようになる」ことです。
仕事で英語を使う方にとっては英文でE-mailを書くことは当たり前の時代になりました。英文E-mailを書くためには、「言いたいことを的確に表現できる英語」が使えることが不可欠です。英語を学習する全ての方が、Plain English を使えるようになることを願います。
小学校で英語が始まるので、英語の挨拶や、英語に慣れ親しんだ子供達が増えることは間違いありません。ただし、こうした小学校での英語教育の推進の結果、子供達が論理的に英語で考えることが出来たり、文を書けるようになるかどうかは疑問です。日本語で論理的に考えることが出来ず、文が書けなければ英語でもできるわけはありません。母国語で出来ないことは外国語では出来ません。英語に小さいときから慣れ親しむのは音の面からは効果があることですが、まず、母国語で自分の考えをしっかり述べられるような教育をおすすめします。
Plain English で書かれた英文を暗記しましょう。学校のテキストも最近はプレインイングリッシュで書かれたものを採用するものが増えています。学校の英語をまず、しっかり学習することが中学、高校時代には大切です。もちろん、時間的な余裕があれば、学校の英語以外の英語学習をしても結構ですが、まず、学校のテキストを暗記して、しっかり英語をインプットすることから始めましょう。
もっと在学中に英語を学習しましょう。語学留学をするのが人気ですが、語学留学で英語に慣れ親しむことは出来ても、あくまでもダイレクトメソッドで学習することになります。18歳ではすでに日本語が母国語として確立しているので、ダイレクトメソッドはあまり効果がありません。語学留学をして語学学習の必要性を感じたら、次に英語で文が書けるようになるような、英語学習を目指しましょう。
海外の大学や大学院ではエッセイを書くことが、日本の大学などとは異なり、大きなウエイトを占めます。留学先での最大の効果を上げるためには、英文ライティングの力が不可欠です。ほとんどの方が、学校に入ってから英語を学べば何とかなると考えていますが、これは全く違います。TOFELのスコアが高くても、ご自分の言いたい事が英語で伝えられるとは限りません。留学までの時間があまり無い方でも、英米の大学、大学院への留学前にライティングの基礎となる、パラグラフライティングだけは必ず学習してから、留学しましょう。
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